受験生の普段の指導

〇豊橋の場合2学期制で
前期で決まった内申は後期ではあまり変わらない特徴がある
(2019年現在)

そのため、僕はいつも
新しく中3の生徒を担当する時には
前期ならとにかく内申点を上げさせることに全力を注ぐ

内申を決めるのは3つの要素からなり
・授業態度
・提出物
・テストの点数
である

それで、愛知県の場合
牟呂中学校の教員が言っていたらしいけど(少し情報古いかもだけど)
授業態度で4割、提出物で4割ほど内申点が決まるらしい

保護者の方はテストの点数だけに注目することが多いけれど
(気持ちもわかるけれど
テストの点数が低かったら普通不安になるよ)
テストの点数は実質内申点の2割ほどしか影響がない

なので、僕は受験生の普段の指導では
この授業態度と提出物によりウェイトを置く

具体的には
・授業態度
学校の授業で発言できるか、授業に積極的に参加できるか
がみられている

なので、前期の場合基本的に指導は予習中心でいく

なぜなら、塾や家庭教師で予習をしておいて
事前に学校の授業で問われることが分かっていれば、
その分学校での授業についていきやすい・参加しやすいから

英語だと、英文で自分の考えなどを述べて
クラスの前で発表するっていう授業があること多いけど
その英文を手伝ったりもする

・提出物
提出物は、期限通りに出すのは当たり前だけど、
さらに言うと、ワークの答えに載っている解説を
ワークに赤ペンやふせんで書き込みさせて提出させる

もちろん、自分で考えてワークの問題解いて自分で丸付けして
解説を書き込むのがベストだけど、
でもはっきりいって生徒は面倒がることが多い

実際、面倒くさい

それで、内申が2~3あれば充分という場合なら
答え写してもいいから
その後で解説を1ページに2,3か所書き写させるだけでok

内申を2にあげるならそれで充分すぎるし、
実際それで内申が2に上がった子は多い

あと、内申点をあげる教科にも注意

1を2にあげるのは比較的簡単だけど
2を3にあげる、3を4にあげるとなると難しくなる

本人の得意不得意もある
英語が嫌いな子が英語頑張れるかっていうと、きついものがある
それより、本人が得意だったりやりやすい教科で内申上げることに焦点あてたほうがいい

後期に入ったら
その生徒が私立を目指しているか公立を目指しているか
を確認する必要がある

基本的な方針では、後期は学校の授業での対策に加えて

私立目指してる子なら推薦に向けて
公立目指してる子なら過去問対策

にウェイトを少しづつ割いていく

○私立目指してる子でももし残念ながら校内推薦がもらえなかったりすると、
別の選択肢を選ばないといけなくなってしまう

そのため、学校の指導への対策も一応欠かせない
(僕の経験上、その時は専門学校か豊橋高等学校を選ぶことが多いけど)

簡単に説明すると、
12月の1週目か2週目に学校である保護者会で12月評定が出され、
その内申を基に校内推薦がでるかどうかがきまる

校内推薦が通ればほぼ私立は合格できる

校内推薦が通ったかわかるのは
学校によるけれど、12月中もしくは冬休み明けであることが多い

で、この12月評定だけど
正規の内申でないため、多少融通が利く特徴がある

つまり、本当は内申が18~19くらいの生徒だったとしても
この12月評定で少し上がって20~21くらいに上がったりすることがある

これは、こうすることで私立推薦に必要な内申まで
内申があと少し足りないという生徒に対する手助けだと思われる

僕の経験上だいたい多くて
前期より3くらい上げられることはよく見てきた

とはいっても、何もしないで内申が上がるわけがないので
事前に学校の教員に私立の推薦で考えています、と伝えておいて
なおかつ、提出物・授業態度にまじめに積極的に取り組んでおかないと無理

まじめに取り組んでおけば上がる可能性は高い

〇公立校を目指している場合
基本的には、宿題で過去問を少しづつ解いていく感じになる

前期で内申が出た後でも学校の授業は続いていくのだが
入試でよく出される内容の三平方と円周角の定理は
後期での授業で習うため、
前期の内申が出たからあとはただ過去問ばかり解けばいいというわけにはいかない

また、公立を目指している生徒の場合
12月評定は少し注意が必要

大体僕の経験上公立校を目指している生徒の場合
12月評定は前期に比べて下がることが多い

その理由としては、
12月評定は正規の評定ではないので実際の入試には関係ないのだが
(公立の入試に必要なのは後期の内申)
それを意図的に下げることで生徒に危機感を持たせて
勉強に駆り出させる狙いがあると思われるからだ

実際には後期の内申が出されるときに
また元に戻ることが多い

基本、前期の内申が決まると後期の内申はあまり変わらない

今まで僕が指導してきた中で1人だけ、
後期に入ってからもずっと提出物に書き込みをずっとし続けて
定期テストもめっちゃ頑張ってた子が3から4へ1内申上がったのをみたことがあるだけ

〇また、不登校などで学校に通えてない生徒の場合
豊橋高等学校(一校)、専門学校、通信制高校という手がある

これらはどこも入学に内申が必要ない学校なので
不登校だった子でもはいれる

〇豊橋高等学校の場合、試験は
筆記試験(国語、数学、英語)+面接+作文

筆記試験と作文はネットで過去問が手に入る
検索すれば出てくる

一応筆記試験があるけれど、
最も問われるのは面接と作文らしい

なんでも聞いた話だと、
最近一校の人気が高まっているらしく
倍率が高くなっているそう

普通科と総合ビジネス科とあるけれど
普通科でうまくいかなかったときに後期で総合ビジネス科へ変えるという手もある

〇またある専門学校の場合
筆記試験はすごく簡単で
中学1年レベルの内容しか問われなかったらしい
どこの専門学校だったかは忘れてしまったけど

〇通信制の高校は豊橋だと駅前にある

僕が今まで指導した生徒の中で通信制の高校に実際に通った子がいないので
詳しくは知らない